スライム

固めのスライムを作る。

1. 注意すること
   　使用する硼砂は有毒で食べると中毒します、また目に入ると角膜を損傷します。必ず保護めがねをかけて実験をしてください。またＰＶＡの粉末からはじめる場合もＰＶＡは吸水してはりつきますので目に入ると危険です。
   　小学生以下の子供に実験させる場合は成人指導者か保護者を十分確保してください。
   　
2. 買ってくるもの
3. 準備するもの
   　身近な材料(洗濯糊と硼砂)で作るスライム。 と同じなので省略します。
   　

手順１　準備(材料の調製)

Ａ溶液の調整（ＰＶＡ水溶液）

洗濯糊(５０ml)を紙コップに入れておく。

　少量実験するときはPVA事務用糊でも可能ですが、濃いので２倍に薄めてください。
　ここで出来上がりのスライムの固さが決まります。
　

Ｂ溶液の調整（硼砂液）

　１００ml程度のぬるま湯に、硼砂２ｇを少しずつ加えて良くかき混ぜて溶かします。約２０ml使用します。
　スライムを着色するときはあらかじめ色素を少量(耳かきいっぱい程度)を加えて一緒に混ぜておくこと。
　このように、硼砂溶液を薄くして、洗濯糊の方を濃くしておこなった方がうまくいきます。

手順２　反応

　Ａ(ＰＶＡ水溶液)を割り箸でかき混ぜながら、Ｂ(硼砂飽和溶液)をスプーンで少しずつ加えていく。

　急に固まりはじめ、割り箸に"からみつく"状態になるので、とにかくかき混ぜつづける。１０分程度かき混ぜても液体が残るようならさらに少量のＢ液を加える。

　全体が固まったら、手のひらに取り出しねりあわせる。

手順３　電子レンジで加熱

　大きめな容器(発泡スチロールのどんぶりが良いが多少変形するかも？)にできあがったスライムを入れ、３０秒程度加熱すると内部の水が加熱されて膨張し、同時にスライムが軟らかくなるので、過熱を止めて、やけどをしないように取り出して容器いっぱいに広がったスライムをよせあつめてかためる。決して長時間加熱しない。・・・ＰＶＡが分解します。
　冷えたら、床に落としてはずむことを確かめる。
　はずみかたが少ないときは、再び容器に入れて電子レンジで過熱する。これを数回繰り返して希望の固さにする。