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ゴムバンドと針金で作る楽器もどき。ゴムハンドが風によって振動することを利用して音を出します。音程は自由に変えられますから皆で合奏して見面白いかも。

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製作・著作: 手嶋靜 (shizuka@ichiya.com); http://iruka.la.coocan.jp/craft/Bunbun/index.html

つくり方

必要な材料

針金: １０番程度の針金(被覆)・・・・・・30cm程度; ２０番程度の針金(被覆)・・・・・・30cm程度
ゴムバンド: ・・１個
ひも: 丈夫なヒモ・・・・５０ｃｍ程度
木の棒: 行平鍋の柄・・・・・・・・・・・１本
その他: カーテンレール用ランナー・・・・１個; 木ネジ・・・・・・・・・・１個; ビス・・・・・・・・・・・・・・・１個

工具

ペンチ: 針金を加工するために使う
ニッパー: ランナーの余分な部分を切り取る。
ドリルの刃と電気ドリル
: 3.2mm程度のドリルの刃
錐（キリ）: ネジをねじ込む下穴用
ドライバー: ネジをねじ込む

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部品の製作

特に難しくはないでしょう。なのできれいに作りましょう。

輪を作る。

針金を加工して輪を作ります。振り回すときに大きな力が加わるので変形したり、ずれたりしないようにきちんとつくる。

針金の一方はこのように少し曲げておく。
もう一方は図のように曲げて重ねる。
重ねた部分を細い針金できちんと巻く。
しっかりと巻き終わったら余分な部分は危険なため切り取る。
ゴムをかけるとこんな形になる。

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取っ手をつくる

丈夫な木の棒、ここでは行平鍋の柄を使う。

ランナーの中心にドリルで穴をあける。
ニッパーで、余分な部分を切り取る。
やすりで切り取った部分を平らにしておく。
木柄に錐で下穴をあけてリングをビスで固定する。

組み立てと調整

右図を参考に組み立てる。

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調整のポイント

ゴムバンドの張る位置と強さを調整する。: 被覆の針金なのでゴムが滑りにくいので、位置や張りを調整する。

動作原理

なぜ音が出るかは詳しく調べたわけではありませんが、多分次のような理由によると思われます。

振り回されることによってゴムバンドに強い風が当たる。
そのため揚力が発生して捻られる。
捻られたことによって、ますます揚力が増大してゴムバンドが持ち上げられる。
限界を越すと失速して元に戻る。
反動反対側に持ち上げられて、同じことを繰り返す。

余談と考察

振り回す楽器と言えば

オーストラリアの先住民族アボリジニの伝統的楽器なチュリンガ（churinga/Tjurunga）--Tjurunga - Wikipedia--は、日本では「うなり木」と呼ばれることもある楽器で日本の縄文自体の遺跡からも似た形のものが見つかっているので世界中にあったものかもしれません。チュリンガは映画「クロコダイルダンディ２」で主人公が山の上でこれを振り回してアボリジニを呼び集めていました。

風でうなると言えば、収穫期の田んぼにはる「すずめ脅し」があるので、この二つが結びついてこの楽器は誕生しました。この形になる前に三角形や四角やなど形もテープも色々試行錯誤を繰り返して、この形に落ち着きました。

参考資料

完全なオリジナルですので、参考資料はありません。

文書情報

更新履歴

First Published: 2002-05-20
Last Modified: 2006-06-06 16:02:31 (JST)

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つくり方

必要な材料と工具: 工作に必要な材料と道具をそろえる。

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