1. 光の３原色を重ねると白くなる
2. 白い部分は黒い部分よりたくさんの光を反射している。
3. 物がその色に見えるのは物体の表面からの光がその色の光を多く反射しているから・・・赤い物は赤のスペクトルを青い物は青のスペクトルを

　ところが今から示す実験・事実は上の３つをすべて否定しています。１９世紀の間違った記述が今でも生きているのはなぜ？

1. どの教科書にも載っている右の図、誰がやってもこのようになります。ところがこの事実にとんでもない誤解の種が潜んでいます。
1. あなたは３色の光の強度を調整しましたか？

　光の強度をＲ(red),Ｇ(green),Ｂ(blue)それぞれを:::にすると白くなる事が分かっています。ところがあなたはこの調整をしたことがありますか？。三色の透過度の異なるフィルターを通した光を光度計で厳密に計る必要がありそうですね。
　人の目は一説に１００万色の色を見分けるとか言われています。ほんのわずか白からずれただけで私達の目は見逃しません。
　まったくもって、不思議ですね。
　

2. いずれかの映写機のレンズの前に偏光板を２枚重ねて一枚を旋回させることで光量を変化させることができます。いずれかの光量を下げるとどうなるでしょう。
1. たとえば緑の映写機の光量を減少させると中心の白はどうなるでしょう。
2. 予測では補色の赤紫がかるはずですね。
3. 結果は？
   　
3. あるいは２つのフィルター(当然わずかですが光量は違うはず)を交換してみてください。
   　
2. おかしいですね。なぜか真中の"おむすび"型はいつも白い・・・多少色がずれるのは３原色が正確でないからです。・・・でもずれた白はいつも同じ白です。

試しに薄く色の着いた白いシートをスクリーン全体にかけてみてください。